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筥迫風小物入れをハンドメイドしました♪ [和装小物ハンドメイド]

皆様、こんにちは。こんばんは。
十夜です。
今日は私が子供のころから大好きだった筥迫について少しお話させて頂きたいと思います。
よろしくお付き合いくださいませ。
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七五三やお振袖、白無垢姿の時に使用することの多い「筥迫(はこせこ)」
衿を合わせた胸元に差し込むようにして入れて身に着けます。
元々は両家のお嬢様達がお出かけの際に胸元にお化粧直しやお懐紙などを入れて身に着けるポーチのような役割を果たしていたようです。
もちろん、色々な用途に合わせて形や大きさも異なったようですが、専門家というわけではないので、
詳しいところは研究されている方の著書やサイトをご参照くださいませ。

七五三の時の筥迫は、手に持つ鞄や草履とセットにして売られていることが多いかもしれません。
また、大人が使うにバランス的には小さすぎる…
白無垢用は購入というよりも、レンタルの小物としてセットになっているからか、あまり売っているのを直接見たことはありませんでした。

少し前、つまみ細工アクセサリーをイベントで販売することになった時に、ICカードや名刺をその都度鞄から出すのが嫌で、この筥迫を作ることを思いついたのです。
(ICカードはその後ICカード入れを製作して便利に出し入れできるようになりました♪)

最初に作ったのがこちらです。
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作り方を紹介されている方のサイトなどを必死に調べて、作り方を拝見しながら厚紙に貼って仕上げていく方法で作りました。
びらかんざしという飾りかんざしを挿す楊枝入れのようなものを一緒に製作し、そこに手持ちのかんざしを挿してみています。
本体は黒留袖の無地部分、中心の帯状に本体を占めている部分は同じ黒留袖の柄部分を使用。
これはこれでシックで気に入っているのですが、胸元から見えるのがほぼ黒ではすこしおとなしすぎるかも…ということでつまみ細工の飾りを合わせてみたら
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雰囲気が変わりました!
どうしてもこういった小物は、帯揚げ、帯締めと同じように着物の色によっては合う合わないが出てきやすいので、この飾りを変えることで着物になじませていくことができます。

上の物以降は私のオリジナルの作り方で、縫って仕上げていく作り方にしております。
本来の筥迫についている鏡などはありませんが生地選びを楽しんでおります。
アンティーク着物がお好きな方にはこういったものもおすすめ!
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私は普段はアンティーク着物は使わないのですが、こちらの端切れがあまりにもかわいらしかったので、
店舗委託商品として製作、販売させて頂きました。
アンティーク着物と呼ばれるものは独特の風合いがあります。
アンティークのお着物を好まれる方にはお着物と雰囲気を合わせて頂きやすいかもしれません。

最初は名刺入れとして製作していたので、minneでも「筥迫風名刺入れ」として販売させていただいていたのですが、リップや目薬を頻繁に使われる方やハンカチをちょっと入れておきたいという方にもおすすめです。
通販サイトさんでこういった筥迫風の小物入れを扱われている店舗さんもありますし、
ご自身でお作りになってみても楽しいと思います。
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今は女性も鞄を持ってお出かけするのが当たり前になり、活躍の場は減ってしまったかもしれませんが、
かわいらしい筥迫はお出かけの気分をさらに上げてくれます。
ご希望があれば、私なりの作り方もご紹介させて頂こうと思っております。
ご感想などお聞かせいただければ嬉しいです。

今日も「楽しくお着物着ませんか運動」でした♪
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羽織紐を簡単ハンドメイド! [和装小物ハンドメイド]

皆様、こんにちは。こんばんは。
十夜です。
今日は前回に続きまして、羽織紐のハンドメイドのご紹介です。

私が初めて製作した自作の羽織紐がこちら。
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気に入って使っていたネックレスがちぎれてしまいまして、パーツを足したりして修理しようかと思っていたのですが、思い立って羽織紐に作り替えました。
中心部分がクラスプ金具になっており、本来羽織紐を通す羽織の乳の部分に留めたカニカンを着脱しなくても脱ぎ着できるようにしております。

同じように中心部分の開閉ができるマグネットクラスプを使用した物がこちら。
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どちらもきれいなデザインのクラスプを使用しておりますので、それ自体がデザインの一部として十分な役割を果たしてくれています。
この写真の物は左右異なる色の三分紐を使用したバイカラー羽織紐!
乳に留める部分はカニカンではなくクリップタイプになっております。
実はこの時に合わせた羽織は化繊の物で、乳部分がカニカンでは入りにくかったのです。
お手持ちの羽織をご確認いただき、金具をご選択いただければと思います。


羽織紐は色合いもですが、モチーフを付けている場合にはそれ自体で季節感を演出できます。
たとえばこちら。
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以前委託販売する用として製作販売いたしました桜モチーフの羽織紐です。
この金具でしたらショールクリップとしてもお使いいただけますので、着物、洋装ともにお楽しみいただけます。

また、少し大きめの飾りを組み込みましたのがこちら。
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八重桜のつまみ細工、グラデーションタッセルを中央にあしらって製作いたしました。
お着物と帯をシンプルにまとめて頂いて、この飾り部分をアクセントにしてもかわいいかなと思います。
今年はもう桜が終わってしまいましたので、来年にまた使おうと思います。

ビーズや天然石で製作するものは、その色合いでも季節感を楽しんでいただけると思います。
色々なシチュエーション用にハンドメイドされてみてはいかがでしょうか。

今日も「楽しくお着物着ませんか運動」でした♪
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羽織紐のお話♪ [和装小物の種類など]

皆様、こんにちは。こんばんは。
十夜です。
暖かくなったかと思えばまた冷え込んだりと、着るものに悩む日が続いておりましたが、
少しは落ち着いてきたようにも思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

そんな今日は、まだまだ手放せない羽織物に欠かせない羽織紐のお話を少し書かせて頂きます。
とはいっても、皆様ご存知のことがほぼすべてになってしまうのではと思います(汗)
次回のハンドメイドにつながることなので、ほんの少しお付き合いくださいませ。

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この写真の羽織は随分前に祖母に貰った銘仙の羽織です。
昔の物ですので、反物の長さは羽尺。今流行っている長羽織に比べて短い丈のものですが、
かわいらしくて気に入っております。
母には「普段着、それも超普段着よ!」と念を押されましたが、見ているだけでも楽しい気分になれるのです!
そして今回のポイント!羽織紐!
元々、この羽織に合わせてあった羽織紐なのですがとてもかわいらしいのです!

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こういった柄の羽織紐もコーデのアクセントになっていいですね。
そして、羽織の楽しみは、羽織紐を変えて楽しめるところ!

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シンプルですが、こういった白の羽織紐を持ってきても紅白で少しきりりとする気がします。
使い回しの利く羽織紐をいくつかそろえておくと楽しいかもしれません。
ただ、そうはいっても、そう簡単に買えなかったり、思っているような物が手に入らない場合もありますよね。
そんな時には作ってしまいましょう!
というわけで、次回は色々な羽織紐、羽織紐アクセのハンドメイドアイデアをご紹介できればと思っております。
またご覧いただければ嬉です。

今日も「楽しくお着物着ませんか運動」でした♪


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木綿の帯を簡単ハンドメイド! [和装小物ハンドメイド]

皆様 こんにちは。こんばんは。
十夜です。
まだ4月に入ったばかりだというのに、すっかり桜も葉が多く見えるようになってきました。
散りゆく花びらもまた美しいのですが、もう少し桜を楽しみたい気持ちもございます。

今日は、新年度に合わせて生地の整理も兼ねて製作した木綿の帯のご紹介です。
立て続けに2点製作いたしました。
1つは京袋帯ともいわれる形の名古屋帯、もう1つは半幅帯です。
どちらも作る形としては同じなのです!
通常は帯芯を入れて仕立てますが、今回は簡単ハンドメイド!
帯芯は使用しておりません。
簡単に洗える木綿帯を製作しました。
まずは京袋帯!
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裏表を色違いで同柄の生地で製作しました。
イメージは昼夜帯で手持ちの生地の中から組み合わせました♪
以前2mずつにカットされて売られていたUSAコットン生地を購入した物なのですが、
一部をクラッチバッグを作るのに使用していたので、
柄合わせをしようとすると長さがぎりぎりになってしまいました。
私が名古屋帯を締める時、結ばずにねじるようにして着る方法でお太鼓結びをするので、
少し短めの名古屋帯が欲しかったこともあり強行したのですが、
たれ側が145cm、反対が2mで34cm幅にカットしたものをつなぎ合わせました。
中には厚手で固めのポリエステル生地を芯代わりとして一緒に縫いこみました。
中表にコットン生地を重ね、中芯代わりの生地を重ねて長い辺を1.5cmの縫い代で縫い合わせ、
縫い目から2mmくらい内側を表側に少しおるようにしてアイロンをかけてからひっくり返し、
最後に両端をかがり縫いして作りました。
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早速完成したものでコーデを考えてみました。こちらの着物は結城紬です。
こうしてあわせてみると、使用したのがUSAコットンでも表面がさらっとしている生地で、
模様の発色も良いので使えそうです!

そして半幅帯!
こちらは部屋着用にと製作したので、できるだけ軽くしたかったこともあり、
厚手の接着芯を貼っただけで芯になる生地なども入れておりません。
上と同じく2mカット売りのコットン生地でしたので、表、裏生地ともに1m+2m+1mに17.4cmカットを並べてついでいます。こちらは縫い代1cmにしました。
色々な帯結びをする半幅帯ですので、どこに縫い目が来れば目立たないかが気になるところですよね。
体格やしたい帯結びによっても異なると思います。
私の場合はこの縫い合わせ位置でもそれほど気になる部分には縫い目はきておりません。
一度作って試してみるのが一番良いのではないでしょうか。
本番用ではなく、少しお安めの、失敗しても困らない生地で作って確認してみてください。
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完成した半幅帯を、自作したつまみ細工のイヤーカフや先日アップした根付、帯締め(飾り紐)と合わせて着てみました。
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お部屋着としての木綿の着物にこの木綿の半幅帯は軽くて楽に着れました。
根付を下げても時に不自由はありませんでした♪
ちょっとそこまでのお出かけもできそうです!
一押しコーデ!ということではなく、完成品を試しに着用してみた!というコーデではありますが、
自作のアイテムを身に着けるのはなかなか楽しいです。
ミシンと手縫い併用で、1時間かからずに私は製作できました。
ポイントはしっかりアイロンをかけながら作ることです。
それだけできれいに仕上がりますので、お気に入りの生地をお持ちの方は是非お試しください。

今日も「楽しくお着物着ませんか運動」でした♪
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