SSブログ

筥迫風小物入れをハンドメイドしました♪ [和装小物ハンドメイド]

皆様、こんにちは。こんばんは。
十夜です。
今日は私が子供のころから大好きだった筥迫について少しお話させて頂きたいと思います。
よろしくお付き合いくださいませ。
042205.jpg

七五三やお振袖、白無垢姿の時に使用することの多い「筥迫(はこせこ)」
衿を合わせた胸元に差し込むようにして入れて身に着けます。
元々は両家のお嬢様達がお出かけの際に胸元にお化粧直しやお懐紙などを入れて身に着けるポーチのような役割を果たしていたようです。
もちろん、色々な用途に合わせて形や大きさも異なったようですが、専門家というわけではないので、
詳しいところは研究されている方の著書やサイトをご参照くださいませ。

七五三の時の筥迫は、手に持つ鞄や草履とセットにして売られていることが多いかもしれません。
また、大人が使うにバランス的には小さすぎる…
白無垢用は購入というよりも、レンタルの小物としてセットになっているからか、あまり売っているのを直接見たことはありませんでした。

少し前、つまみ細工アクセサリーをイベントで販売することになった時に、ICカードや名刺をその都度鞄から出すのが嫌で、この筥迫を作ることを思いついたのです。
(ICカードはその後ICカード入れを製作して便利に出し入れできるようになりました♪)

最初に作ったのがこちらです。
042202.jpg

作り方を紹介されている方のサイトなどを必死に調べて、作り方を拝見しながら厚紙に貼って仕上げていく方法で作りました。
びらかんざしという飾りかんざしを挿す楊枝入れのようなものを一緒に製作し、そこに手持ちのかんざしを挿してみています。
本体は黒留袖の無地部分、中心の帯状に本体を占めている部分は同じ黒留袖の柄部分を使用。
これはこれでシックで気に入っているのですが、胸元から見えるのがほぼ黒ではすこしおとなしすぎるかも…ということでつまみ細工の飾りを合わせてみたら
042203.jpg
雰囲気が変わりました!
どうしてもこういった小物は、帯揚げ、帯締めと同じように着物の色によっては合う合わないが出てきやすいので、この飾りを変えることで着物になじませていくことができます。

上の物以降は私のオリジナルの作り方で、縫って仕上げていく作り方にしております。
本来の筥迫についている鏡などはありませんが生地選びを楽しんでおります。
アンティーク着物がお好きな方にはこういったものもおすすめ!
042201.jpg
私は普段はアンティーク着物は使わないのですが、こちらの端切れがあまりにもかわいらしかったので、
店舗委託商品として製作、販売させて頂きました。
アンティーク着物と呼ばれるものは独特の風合いがあります。
アンティークのお着物を好まれる方にはお着物と雰囲気を合わせて頂きやすいかもしれません。

最初は名刺入れとして製作していたので、minneでも「筥迫風名刺入れ」として販売させていただいていたのですが、リップや目薬を頻繁に使われる方やハンカチをちょっと入れておきたいという方にもおすすめです。
通販サイトさんでこういった筥迫風の小物入れを扱われている店舗さんもありますし、
ご自身でお作りになってみても楽しいと思います。
042204.jpg

今は女性も鞄を持ってお出かけするのが当たり前になり、活躍の場は減ってしまったかもしれませんが、
かわいらしい筥迫はお出かけの気分をさらに上げてくれます。
ご希望があれば、私なりの作り方もご紹介させて頂こうと思っております。
ご感想などお聞かせいただければ嬉しいです。

今日も「楽しくお着物着ませんか運動」でした♪
nice!(1)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。