SSブログ

和裁のお助け本をご紹介! [和装小物ハンドメイド]

皆様、こんにちは。こんばんは。十夜です。
関西方面にお住いの皆様、地震でのお怪我などはございませんでしょうか。
私の家では大きな被害はありませんでしたが、なんとなく心がざわざわとした毎日でした。
そうしている間に夏日突入!
浴衣が恋しい季節ですね!
お着物はダメでも浴衣だったら作ってみたいと思っていらっしゃる方や、
お子様に浴衣を縫ってみようかなと思われている方もいらっしゃるかもしれません。
ある意味、浴衣はそういう方にはぴったりかもしれません。
お着物よりももっとカジュアルに着るものですので、
失敗を恐れずにチャレンジしやすいからです。
洋服を作ることを考えてみてください。
おめかししてお出かけするシーンのお洋服をいきなり作るのはハードルが高くても、
夕方の人の視線も集まりにくく、荒が目立たなそうな所へのイベント着なら
手作り服も着ていきやすいのではないでしょうか。
それと同じことだと私は思うわけです。

そんな和裁デビューの皆様に、私が使ってみてわかりやすかった和裁の本をご紹介させて頂こうと思います。

06251.jpg

私が持っている和裁本はこの3冊です。
一番の愛用本がこちら!
「新きもの作り方全書 大塚末子著」

新きもの作り方全書

初版は1972年!
私が購入したのは10年くらい前です。その時ですでに44版だったので驚きです。
私は中学3年生の時に、お着物(袷)を仕立てる機会があり、
また、祖母が向かいの家に住んでいたこともあって、しっかりと縫い方を教わることができました。
それから何年もしてからドールの着物や自分の和装アイテムを仕立てることもありこの本を購入しました。
男性もの、女性もの、子供用の着物、襦袢、羽織、帯など、必要なものはすべて載っている!と満足しながら長年愛用しております。
二部式の着物の仕立て方や、作り帯の仕立て方まで載っていることにはびっくりでした。
1972年にはもうあったんですね!
私にとってはとても便利なこの本ですが、ご注意いただきたいことが数点あります。

1.洋裁であるような型紙はついておりません。

2.自分の寸法がわかっていないとわかりにくい。

3.ある程度の構造がわかっていないと、文章の説明のみでは理解しにくい部分がある

4.羽織などの形が今の流行の長さやシルエットと異なるので、ご自身で考えて寸法を割り出していただくケースがあります。

動画などを見ながら、ゆっくり理解していかないと難しいという方にはこういった本があります。
「DVD付き いちばんやさしい和裁の基本 松井扶江 監修」

DVD付き いちばんやさしい和裁の基本


こちらはDVDがついております。
単衣着物の裁断から仕上げまでしっかりと映像で確認することができます。
そして、こちらの本では着物はもちろんのこと、
嘘つき襦袢の替え袖や裾除け、レース付きステテコの作り方や
かぶせ帯というものの紹介もあります。結んでいる帯にかぶせて、
違う帯にみせるというアイテムのようですが、旅行時には荷物が少なくてよさそうですし、
万が一帯を汚してしまった時の携帯アイテムにも良いかもしれませんね。
こちらの本にも型紙はついておりません。 寸法もご自身で割り出して頂く必要があります。

お子様がいらっしゃる方にはこういった本があります。
「手づくりで、かわいい子どものキモノ 福永 紀美子著」

手づくりで、かわいい子どものキモノ

季節ごとのお着物の作り方としてページを分けてお写真も載せられています。
子供の着物に特化して、単衣、袷、浴衣、甚平、お被布、子供羽織など、
必要なものを調べやすくなっております。
お写真がかわいらしく載っているので、見ているだけでも楽しい本です。
ただし、作りたいもののページに書かれている寸法がお子様サイズではない場合には、
寸法表を参考にご自身で調整して裁断していただく必要があります。
また、こちらも型紙はございません。



和裁本には型紙ついていないの?と思われる方がいらっしゃるとは思います。
実際、マイサイズを作ろうと思えば、型紙は自分で作るしかないのです。
ただ、浴衣を購入する際に、フリーサイズ、S~Lサイズ、といったようにプレ他サイズで売られているものもあります。
同じようにプレタのような型紙も売っているわけです。
06252.jpg
現物をお店で発見した時に、実際にはどんな感じか見てみたくて購入した型紙です。
こちらは洋服用のものと同様に、印刷されているラインの中で、自分のサイズ部分をカットしていくものです。
裄だとか身幅だとか、細かい採寸ができない方でも身長や腰回りの寸法で大まかにサイズを選んでお作り頂くことができます。

キッズ ゆかた【型紙/パターン/フィットパターン/キッズ/6018】(KI29)


試しに子供用を作ってみたところ、和裁の方法というよりも、洋裁で浴衣をつくる!という感じでした。
そういう意味では、洋裁から入る方にはこちらもありかもしれませんね。



大人用はまだ試しておりませんが、木綿の着物を何枚か作るのに、洋服地を裁断するなら
型紙を作っておこうと思っていたところでしたので、
紙を用意するかわりにと購入しました。


フィットパターン  おとなのゆかた 7002


もし、ご自身で採寸できる方でしたら、線を引いてある部分を裁断する際に、
マイサイズになるように調整してみられるのも良いのではないでしょうか。
通常の和裁での方法にこだわらなくても、浴衣でしたら十分に素敵に着て頂けるのではと思います。


和裁は難しい、できない、とは思われずに、是非ご自身に合ったところから始めてみませんか。
見えない部分はミシン併用も可能ですし、お時間がかかる分だけ愛着もわくはずです。

今日も「楽しくお着物着ませんか運動」でした♪
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

紫陽花の季節に使いたい小物を製作しました♪ [和装小物ハンドメイド]

皆様、こんにちは。こんばんは。十夜です。
すっかり梅雨入りをし、雨の多い季節に突入いたしましたね。
それでも楽しくお着物を着たい!というわけで、色々脳内会議中です。
普段着着物で、ということでしたら、お手入れも簡単な木綿の着物や、
洗えるお着物は強い味方ですよね。
さらに小物だけでも季節らしいものを取り入れれば、コーデもとても楽しくなるのではないでしょうか。
というわけで、今回は販売用に製作した帯留めをご紹介させて頂きたいと思います。

061110.jpg

まずはこれからの季節らしいということで紫陽花です。
061101.jpg

061102.jpg

061103.jpg

淡い色の正絹の着物地でつまみ細工の紫陽花を作り、また、ガラスビーズやフローライトなどで涼しげに仕上げました。
同じく紫陽花で違う雰囲気の物をと製作したのがこちらです。
061104.jpg

061105.jpg

061106.jpg
こちらも正絹着物地ですが、全体を白系でまとめ、一部にのみ色味をもたせております。
短めではありますが、ガラスビーズが揺れてキラキラと帯周りを演出してくれるようにと製作いたしました。

実際に三分紐に通して使用した場合の雰囲気などをイメージしながら製作するのはとても楽しいです。
これらの帯留めは近々minneもしくは販売に関する告知をTwitterにてさせて頂くことになると思います。
もしご興味をお持ちいただけるようでしたら是非チェックしていただければ嬉しいです。

今日も「楽しくお着物着ませんか運動」でした♪

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

手ぬぐいをもっともっと楽しみませんか [和装小物の種類など]

皆様、こんにちは。こんばんは。十夜です。
梅雨を前に暑くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか。

そんな暑さを前に、今日は手ぬぐいのおはなしです。
060402.jpg

皆様はどんな時にてぬぐいを使われますか?

私にとっての手ぬぐいに対する最初の印象は「お祭りで額に巻くはちまき」でした。
地元のお祭りでは決まった着物などの衣装とともに、たすきや手ぬぐいのはちまきが欠かせない物だったのです。
それは今も変わることなく、お祭りでは細く折りたたんだてぬぐいを額に巻いています。
そしてその次の手ぬぐいの役割は「剣道で使う面タオル」でした。
面の下で汗が流れてこないようにするために頭に巻くものです。
私が通う道場では特に指定の物はありませんでしたが、使うのはいたってシンプルな物にしておりました。

その後「額のように飾れる手ぬぐい」の美しさ、手軽さ、楽しさに魅かれていきました。
060401.jpg

濱文様さんでは「絵手ぬぐい」という名前で、最初から絵として楽しめるものを売っておられますし、
京都でも額に飾れる状態の手ぬぐいを多く見かけました。
もちろん、観賞用としてだけでなく、洗い上げた食器を乾拭きした後に、一時的においておく時などにも使っております。乾きやすく洗いやすい手ぬぐいは普段使いにとても便利ですね。
手ぬぐいを使ってあずま袋や小物作りを楽しむこともできますが、そのままでもペットボトルやお弁当を包んだりもできますし、お風呂敷よりもカジュアルに使えていいですね。
お着物でのお出かけの時に、あの長さはとても重宝で、帯に挟んでひざ上までしっかりカバーすれば、
お食事するときにも安心ですし、
以前ご紹介したように半衿のかわりとしてお使い頂くことも可能です。
04153.jpg

これからの時期によさそうなのが、こちら。
060403.jpg
1/6fabric さんの手ぬぐいです。
滋賀への旅行時に購入いたしました。
近江綿織物の綿クレープを活かしたもので、表面に独特なシボがあり、吸放湿性がよく、さらっとした感触が特徴とのこと。
とてもさわり心地がいいです。
100円ショップなどでも手ぬぐいは見かけますが、一度触ってみてからのご購入をお勧めします。
一言に綿といってもさわり心地は様々です。
私は柔らかい物が好きなので、そういったものを選ぶようにしています。
お好み、用途に合わせて、柄や素材を選んで楽しく手ぬぐいを身近に感じて頂ければ嬉しいです。

今日も「楽しくお着物着ませんか運動」でした♪
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:インテリア・雑貨

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。